遊び方 · 05 節 / 全 15 ページ
遊び方:盤の並べ方から最初の 1 手まで
ルールを全部読む前に、盤の上で何が起きるかだけ先に押さえます。
盤と駒の並べ方
盤は 8×8 の 64 マスですが、実際に使うのは深色の 32 マスだけです。浅色のマスには駒が乗りません。画面では、駒が置けるマスだけが濃く描かれています。
白は手前の 1〜3 段目、黒は奥の 6〜8 段目に、それぞれ 12 枚を 1 マスおきに並べます。1 段目は a1・c1・e1・g1 の 4 枚、2 段目は b2・d2・f2・h2 の 4 枚、3 段目は a3・c3・e3・g3 の 4 枚です。この並びは公式規則で決まっていて、崩れた配置から始まることはありません。
先手は白です。黒から始まる変則ルールはないので、最初に動くのは必ず手前側になります。
| 駒 | 移動 | 捕獲 | 捕獲後の着地 | 成り |
|---|---|---|---|---|
| 歩 | 斜め前 1 マス | 斜め前・斜め後ろの 1 マス | 跳んだ先の 1 マス | 最終段で王に |
| 王 | 空いた斜線を何マスでも | 斜線上なら何マス先でも | 取った駒の先の好きな空マス | —(すでに王) |
1 手の流れ
自分の番では、駒を 1 枚選んで 1 回動かします。移動は斜め前の 1 マスだけです。ただし、相手の駒を取れる場所にあるなら、取る手を選ばなければなりません。ここが最大の分岐点で、取れる手を放置して別の駒を動かすことはできません。
取る手順は、相手の駒を飛び越えて、その先の空マスに着地します。取った駒はその場では消えず、その手が完全に終わってから盤から取り除かれます。この「すぐ消えない」仕様が、連続捕獲とトルコ打ちに効いてきます。
連続で取れるときは、取れなくなるまで同じ手の中で続けます。途中で止める選択肢はありません。取る順番(ルート)が複数あるときだけ、好きな方を選べます。
操作はクリックだけ
操作はマウスの左ボタンだけです。動かしたい駒をクリックすると選択状態になり、移動できるマスが表示されます。そのマスのどれかをクリックすると移動が確定します。ドラッグ&ドロップではありません。
スマートフォンやタブレットでは、同じ操作をタップで行います。縦向きの画面で遊ぶ前提のレイアウトなので、横向きにすると盤が小さくなります。
待った(UNDO)とヒントがあるので、選択を間違えたときに最初からやり直す必要はありません。ただしヒントは「次に取れる手」を示すもので、形勢の判断までは教えてくれません。
- 駒をクリック → 移動先をクリック、の 2 回で 1 手。
- 取れる手があると、その駒と着地先が強調される。
- 待ったで 1 手戻せる。戻したあとは相手(CPU)の応手も戻る。
最初の 10 手でやること
最初にやることは、中央の 4 マス(d4・e4・d5・e5)に駒を効かせることです。ロシア式は歩が後ろに取れるので、前に出した駒が後ろから取られる形になりやすく、中央を固めないまま突っ込むと 2 枚まとめて失います。
初期配置で白が選べる合法手は 7 通りしかありません。a3-b4、c3-b4、c3-d4、e3-d4、e3-f4、g3-f4、g3-h4 の 7 つです。このうち中央に触れるのは c3-d4 と e3-d4、e3-f4 の 3 つで、定跡らしい定跡はこの 3 つから始まります。
10 手目までの目標は、駒を 1 枚も損しないこと。取れる手が見えたら、取ったあとに相手の駒がどこから効いてくるかまで確認してください。取り返しの計算をしないまま取るのが、最初に負ける一番の原因です。
最初に必ず起きる誤解
いちばん多い誤解は「取った駒がすぐ消える」と思い込むことです。ロシア式では取った駒が手の間ずっと盤に残るので、王が遠くまで取ろうとしたときに、すでに取ったはずの駒が壁になって止まります。画面上では取った駒に印が付きますが、消えないので「まだ生きている」と誤解しやすいです。
2 つ目は、歩が後ろに取れないという誤解です。移動は前だけですが、捕獲は後ろにも効きます。相手の歩の真後ろに駒を置くと、普通のチェッカーなら安全でも、このゲームでは取られます。
3 つ目は、王が 1 マスずつしか動かないという誤解です。王は空いた斜線なら何マスでも動けます。相手の王がいる筋に自分の駒を並べると、一直線に取られます。